バード・ウォッチング No22 土曜プロ―秋は紅葉狩り・高尾山ハイクで決まり

リサイクルショップ 坂口しおり

  • 大人の選択でハイカーの仲間入り

 「季節を楽しむ」シリーズ、春の桜、夏の水辺、秋となれば山。ショッピングやカラオケよりも自然に親しむ票が多く、決まり。週間予報では心配しましたが、快晴の紅葉狩り日和。混雑を避けるため高幡8:00出発にしたので、ケーブル乗り場は人の列ができ始めたところ、待つほどのこともなく幸先のいいスタートになりました。30分遅ければ1時間待ちとのこと…。先頭車両に陣取ることができ、間近に見る急斜面、「すごいね、ちゃんと登っていけるのかな…」「掴まっていないと倒れちゃうよ」など気持ちの高まり伝わってきた。同席の方から「しっかりつかまっていた方がいいよ」と声をかけていただくなど、ハイク仲間の打ち解けた雰囲気も味わって・・・。

  • 薬王院への道のり―和やかなリフレッシュ

 薬王院へと続く紅葉は色づき始めたところ。赤系も、黄系も、そして緑系の葉も風に揺れ、お日様を受けた温もりがあって、開放感に誘われ何とも言えない癒し感に浸れた。森林浴のマイナスイオン効果も加わってか、足取りも軽く、タコ杉を見上げたり、ところどころの石碑にはナデナデしてご利益にあやかろうと俗な思いも。

 さて、坂道と大階段の分かれ道、迷うことなく階段へ進むメンバー、促されて”仕方ないな”と付いていくメンバー、折り合ってくれた思いに応えて途中の茶屋でひと休み。お土産に後ろ髪を引かれながらも目的地の薬王院へ。すでにたくさんの人でビックリでしたが、笑顔のご婦人から「お参りしておいた方がいいわよ」とアドバイスをいただいたり、記念碑から流れる北島三郎の歌を聴き入ったり、一緒に歌いだす方に合わせてハミングしたり、おみくじで大吉を引いて嬉しくなったり・・・。ここまで来ると人出が多いとはいえ、山の中、ところどころからの眺望も都心まで広がり、さすがミシュランの高尾山。

  • 行きはワクワク、帰りはドキドキ

 下りは急きょ、リフトに乗ろうとみんなでドキドキして挑戦。階段の降り具合を見ていた係員の心配をよそに、次々と乗車。さすが、《自分で通う》方々、周りの心配もどこ吹く風でしっかり掴まって。目の前の木々と眼下の広がりに誘われて、お互いに手を振ったり、呼び合ったりしているうちに到着。たちまちの安全リフトでした。

 戻っての第一声《ソフトクリーム食べたい》とのAさんの声に一気にソフトクリームタイムの気分におおわれてしまいました。そして昼食は標高から命名された「高尾599ミュージアム」、食後の展示物見学ではプロジェクションマッピングで、「高尾山の四季」自然と動物と音楽で迫力のある見どころに引き込まれながら、休憩時間となりました。

  • 働く仲間は遊び仲間―リフレッシュできた高尾山でした

 早めの出発は早めの帰りになり、座れる電車でチョットおしゃべり、ハイクの鉄則です。そしてお土産は買うもの、近くの高尾山でも、おばあちゃんのお茶を探し、お父さんのワサビを選んだり、いい締めくくりになりました。いつもは働く仲間、今日は楽しむ仲間でした。個々に楽しむだけではなく「一緒に働き、一緒に楽しむ」、そこに思い出のありようを見出した一日でした。さて「季節を楽しむ」冬編はどうしましょう?

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