バードウォッチングNo.72  「GHの暮らし―朝の動きはこうだよ―」

R3/7/27 グループホーム青い鳥 所長 井上 生活介護を利用している方々のGH―管理者として毎日顔を出しているものの、細かな個々の生活のすすめ方は現場に託しています。ところが、急遽朝番のヘルプに入らなくてはならず、さくらに行った時のことです。 入室早…

バードウォッチングNo.71「壁にぶつかって」

R3/5/12 グループホーム青い鳥 所長 井上 4月はいろいろなことが変化する季節。シフトや場所や職員が変わるのは利用者さんにとってはとても大きいこと。利用者さんの中にはいつもと違う状況でなんだか落ち着かなかったり、鬱屈するような心情に支配されたり…

バードウォッチングNo.70 GHのクリスマス会への思い

R2/12/22 グループホーム青い鳥 所長 井上 年末年始は節目の行事で、日中活動も含め楽しみが目白押しの季節。クリスマス会や正月はGHのメンバーに限らず年中行事の中でも、とても楽しみにしている事柄です。正月もクリスマスもどちらも少し宗教色をはらんで…

バードウォチング No69 エピソードをまとめて

R2.11.26 あおいとり日野 主任 土屋 紗織 年5回の家族会、その折に日々の出会いをエピソード集としてまとめてきました。特に今年度はコロナ禍で皆さんが集まれず、エピソードを通してご家族の皆さんに安心感を得ていただきました。現場を担う立場からエピソ…

バードウォッチングNo.68「こんな出会いもあります」

R2/11/18 グループホーム青い鳥 所長 井上 「久しぶりですね。」 もう三年も前のことです。他市より緊急的に受け入れを依頼され、ショートステイと日中活動を利用された方がいました。当時、一ヶ月ほどのご利用でしたが、日中・生活共に馴染んで過ごしていま…

バードウオッチングNo.67 休日、GHの仲間とのお出掛け ~それぞれの大人色を出して~

R2/11/11 グループホーム青い鳥 所長 井上 〇イチョウ並木とコスモスと 昭和記念公園のイチョウ並木は今年も見事で、目論んでいた通りの構図で集合写真をパチリ。自然と笑みがこぼれます。落ちていた銀杏を踏みつけてしまい、匂いに鼻をつまみ和やかに散策が…

バードウオッチングNo.66 

R2/9/11グループホーム青い鳥 所長 井上 「待っていますよ~」 上田に用事があってお邪魔した時のことです。木曜日はパン販売の日。パンと焼き菓子で番重二つ分の商品が並びます。まだ商品が並ばないうちに地域の常連の方が買い物に来てくれました。販売の当…

バードウオッチングNo.65

R2/8/20 グループホーム青い鳥 所長 井上 「青い鳥の夏休み」 例年は、日中活動の夏休み中、親亡き後のGHあんず利用者の過ごしとして旅行へ行っていましたが、今年度はコロナの影響もあって遠出をするわけにはいきません。休みの間、どこにも行かずGH内での…

バードウォチング NO64 コロナ禍に思うー生活支援の仕事を考える

R2.6.1 理事 村瀬 1、エッセンシャルワーカーといわれても 「エッセンシャルワーカー」-私たちの知的障害者の生活支援職もこの括りに入るとのこと。なんだか、こんな時になって、いきなり社会的な評価を押し付けられた感もする。今までは「大変な仕事です…

バードウォチングNo63 新型コロナで利用制限中だからこそ 和やかな、新たな試みのエピソードが生まれました

R2.5.1 樽見 理沙 土屋 紗織 *気遣いが素直に出せる、気遣いをしたくなる、そんな関係なのでしょう。そこに含まれている彼のメッセージ、こんな風に受け止めてくれる人がいる中で日々が成り立っているのです。一安心です。 「ばかうけ ごま揚しょうゆ味」…

バード・ウォッチングNO.62 日々のエピソードから

R2.4.8 GH青い鳥 所長 井上 直近のエピソードを紹介します。私たちは現場で日々の生活に直接触れ合います。いろいろ自らの支援のあり方や日々の下地を考える機会となっていることを感じました。 「寂しかったんだよ!」 「なんでだよ!」とでも言いたいので…

バード・ウォッチングNO.61 いろいろなエピソードが生まれています

R2.4.1 主任 土屋沙織 エピソードから障害を理解する エピソードは、利用者の暮らしのチョッとした出来事を、利用者の心情の流れや仲間関係などを下地にして“こんなことがあった”と具体的なやり取りに焦点を当てた記録です。結果だけの行動記録では関係の…

バード・ウォッチングNO.60 ホワイトデーイベント ―贈る嬉しさ・貰う嬉しさ―

グループホーム青い鳥 所長 井上 おいしいラスクができました バレンタインのお返しに今度は男性からの贈り物です。GH利用者は週末帰宅で13日(金)夕方にご自宅に帰ることを楽しみにしています。そこで、早めのホワイトデーの催しになりました。帰寮してほ…

バード・ウォッチングNO.59 グループホーム企画プロ “お弁当を買って春のドライブ”

グループホーム青い鳥 所長 井上 今回の活動は飛び石連休で、日中活動事業所のお休みをフォローする意図で外出プログラムを設定しました。令和2年度は3回そのような機会がありますが、親亡き後の休日の過ごしを考える上で、今後に向けての良い実績になったプ…

バード・ウォッチングNO.58 生地の出会いだからこそ

R2.2.3 上田主任 初村啓義 Aさんの現況から、この仕事のやりがいに類することを折々にまとめる機会を得てきました。難しさと共に自分の至らなさを感じながら、障害を持つ彼に育てられている自分を改めて感じます。 二人の穏やかな過ごし この日の午前中は…

バード・ウォッチングNO.57 ライフステージから暮らし方を考える

R2.1.21 理事 村瀬 年明け早々、ケーススタディに参加した。Aさんは50代、女性、愛の手帳4度、若いころ短期間だがお勤めをした経験もあり、大変だったとのこと。また持病を持ち、折々に心配を口にされる方である。 暮らしにくさの背景を考える 言語性があり…

バード・ウォッチングNO.56 「クリスマス祝会 サンタの夕食めぐり」

R1.12.20 理事 村瀬 メリークリスマス!おめでとう!サンタさんがやってきました! 夕食のころ合いを見計らって各ユニットを訪問した。年中行事で、皆さんそろそろ感もあって和やかな時間となりました。 サンタさんとの出会い 一ユニット5名の仲間、夕食のご…

バード・ウォッチングN0.55 「伝えられなかった気持ち」

R1.12.2 生活支援員 樽見理沙 日々の出会いは、私にとっても本人にとっても思わぬ展開をするもの。ときに“どうしょう…”とその場の対処に気を取られてしまうことも。そんな折、失礼をしてしまったエピソードです。 作業を終え、昼食の用意が出来るまでの間に…

バード・ウォッチングNO.54 「私の受け止め方」

R1.11.26 主任 土屋紗織 エピソードは生身の1回限りのものですから、下手をすると通り過ぎてしまいます。また思いがけない展開の一コマですから、普段使いの思いの中に“何が言いたいのだろ?”との関心を持っていることで私の心に留まるものがあるようです。 …

バード・ウォッチングNO.53 「バザーを通じて感じたこと」

R1.11.4 理事 村瀬 《21°、晴れ間が広がる》との予想、天の応援の下に秋空のバザー、開催だ。朝のひとひねり-秋晴れに誘いさそわれてバザーかな/さそわれてオレも行くかとサイフ持つ/青空にサイフゆるみお買いもの/買ったよ。おまけは?付いてくるのかな…

バード・ウォッチングNo.52 「GH単位の休日プログラム」

R1.10.28 所長 井上 10月22日(火)は天皇陛下即位の礼と言うことで今年限りの国民の休日になりました。飛び石の休日なので在寮の利用者が多くいる状況。天気が良ければ片倉つどいの森公園に行く企画でしたが、あいにくの天気でイオンモールでの昼食会となり…

バード・ウォッチングNO51 「感情的な関わりからの立ち直り」

R1.10.8 理事 村瀬 避難所から安心の基地を目指して この1年半、活動の合間に私のところで過ごすことが多い青年がいる。狭い事業所のため休息や逃げ場がなく…、私の部屋が避難所として機能してきた。そして、この1年は、避難所の安心感から、さらにエネルギ…

バード・ウォッチングNO50 「家族会・エピソードご披露から」

R1.9.17 理事 村瀬 日野青い鳥では、年5回の家族会で利用者の方々のエピソードをまとめてご披露しています。何回に分けてご紹介したいと思います。 今回は社会性や役割などから気づいた点や発見したことを担当職員の感性を軸にしたエピソードです。エピソー…

バード・ウォチングNO49 「彼らの人生に携わる者として」

R1.8.6 理事 村瀬 GH利用の再挑戦に向けて 40代のAさん、かつてGHを利用されていたが、不安緊張が強く、体調の不良も重なってうまく適応できず、中断することになった経緯がある。 誰しもが年齢とともに親亡き後を現実的に考える時期を迎える。お元気なご両…

バード・ウォチングNO48 「ピクニック、おもしろかったよ」

R1.5.28 生活介護 船山 宏美 「晴れ間が出てピクニック日和に」 春のお楽しみ、ピクニックの日。予報で心配していた小雨が朝のうちに止み、晴れ間が出て、絶好のピクニック日和となりました。公園に着いたらみんなで原っぱまで出発!ぐんぐん先を行くのはAさ…

バード・ウォチングNO47   職人気質な仕事ぶりに魅せられた

R1.5.17 理事 村瀬 「まだ、終わっていないから」 私の執務室の窓外に人影が、覗いて見るとAさんが草むしりをしている。「草むしり?一人?」と声かけながら、もしかしたら…と思う。ついこの間、事業所の玄関口の花壇がきれいになっていて、誰が?と気になっ…

バード・ウォチングNO46 お祝い会の醍醐味

H31.3.21 理事 村瀬 法人15周年を祝う納会を開いた。毎年、永年表彰の方をみんなで祝っているが、法人設立前から30年の長きにわたる方もいらして、まさに人生を共に歩んできた間柄であり、地域法人の担う役回りの一つである。 家族からの委託と受け止めてい…

バード・ウォチング NO45 日々のやり取りに支えられて

H31.3.6 理事 村瀬精二 生活介護担当 土屋紗織 いろいろ悩ましい事柄を抱えているAさん、仲間との関係も被害者意識が頭をかすめてしまい「なぜ?私がいけないの?」とぶつけてくる。受け止めていくことで気持ちが整理され、立ち直っていく。よく頑張っている…

バード・ウォチングNO44 幸せを応援するために―ある父子の出会いから

30.1.30 理事 村瀬 親亡き後を考える機会に同席した。障害年金2級で生活できる暮らしを考えていること、特にGH利用者・家族の協力を得て経済的にも関係的にも生活が成り立つこと、法人の社会的責任として先々のことも考えていることを伝える場となった。現実…

バード・ウォチングNO43 新年会―カラオケ・夕食会を開きました

H31.1.28 理事 村瀬 暮れから「新年会」の要望が出ていた。ガイヘル利用が定着した青年から繰り返し相談を受けた、夜やりたい、ビールを一緒に飲みたい、仲間も誘いたい、こんな内容である。年末のイルミネーション見学会の折も、ご家族から「こういう楽しみ…