R1.12.20 理事 村瀬
メリークリスマス!おめでとう!サンタさんがやってきました! 夕食のころ合いを見計らって各ユニットを訪問した。年中行事で、皆さんそろそろ感もあって和やかな時間となりました。
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サンタさんとの出会い
一ユニット5名の仲間、夕食のごちそうも大ぶりなクリスマスチキン2つ、シャキシャキ感のあるコールスローサラダ、スープ、ごはん。これらを目の前にして早速いただきますの方も。サンタさんからは飲み物のプレゼント、クリスマスカラーの赤と緑のキャップでシャンパンを模した炭酸系。どなたを一番にしたものか、と迷いながらもお一人ずつ握手をして手渡ししながら、皆さんも「赤」「こっち」とサッと選び、手に取っていく。苦手な方には配慮した飲み物があって一安心でした。
折角なのでお祝い写真を撮ることに。ソファに集まってと折り合えたユニット、ご飯を食べ始めたところでは写真よりごはんが当然、優先であり食席から動けない方も。ならば動ける方が寄り合うことで。普段の食事と違う動きが入り、多少戸惑われた方も、双方の折り合いがきっと和やかな一枚に収まっていることでしょう。
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グループホームの良さ
5人ほどのユニット、緩やかなつながりのもと一つのテーブルを囲む食事、時に相性からの配慮が求められるが自ずと生まれる和やかさがある。いつもの顔ぶれ、いつもの時間、いつもの動き、収まりのいい場で収まりよく視野に入るリビングに安心感がある。
比べてみれば、大きな集団にみられる雑多な刺激の多さ、通り抜けるような広さや自分の場から一部しか見えないおさまりの悪さ等々、広い場にはそれなりの課題と共に良さもあるはずだが、生活の場ではこの手ごろ感が大事になる。環境が生み出すもの、一日の締めくくりの時間でもあり部屋着のリラックスさも加わわって活気の中にもやはり日中とは違いゆるりとした雰囲気を感じる。
食べっぷりの良い人、早い人、相変わらずなのだがそれでもこの場の印象は異なってくる。きっとご家族ならば家庭との違いも感じることなのでしょう。環境のもたらすものが大きいと言えます。
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思いは形になって
誰もがいくつになっても楽しさはエネルギーの素だと実感しながら人生を歩んできたはず。いつの間にか、この仕事を自ら選び、目の前のお仲間たちを楽しませることを仕事の一部としている。いつもの暮らしは淡々とした過ごしを基本として、落ち着いたリズムを形づくる。その上で、月々の巡りに合わせてお楽しみが催される。こうした緩急や動静の組み合わせの中にリフレッシュの彩が反映され、生活の張りも、折り合う社会性も少しずつ確かなものへと定着させていくのでしょう。
楽しくありたいとの思いが張りのある声に、Aさんも、Bさんもとの思いが個別の声掛けに、思いのぬくもりを伝えたいが握手やタッチに、思い出の1コマにできたらとの願いがそれぞれの写真に・・・。思いは形になるものですからもっと具体的な思いを描けたら、もっと素敵なクリスマスになるのでしょう。先輩から〝それには相手への関心が肝”であるとアドバイスをいただいた。