バード・ウォチングNo18 市民文化祭に出品!!

H29.9.26  理事 村瀬

バード・ウォチング No10「わぁ、すごい!なんだ、これ!①」で紹介した作品群を日野市民文化祭・美術展に出品することになりました。10月3日~8日、市役所煉瓦ホールです。ぜひ、足を運んでください。市民の皆様の作品とご一緒にご覧ください。

  • 魚も、デコトラも、平行線も、思い入れのある力作

 三人はこれしか描かない。このテーマに魅せられて、これ以外は描く気が全くない。こんなに面白いテーマがるのに浮気はできない、という思い入れがあるのだ。毎日のように描いてくれる、何枚も何枚も描くが、それぞれの出来具合であり、面白味が違う。描いている本人にも、見ている周りも毎回《これは面白い》《こっちの方が好きだ》と思わず口走る。テーマの持つ魅力だし、描くことの力だし、こうした自己表現は、人と人との関係を広げる作用が期待できる。単なる描画に終わらない、支えになるものだ。

  • 家族を、仲間を描くこと―大事な人だから

 この二作品も素敵な自己表現になっている。お父さんとお母さんと自分と素朴な「いい」という思いが、同じ家族としての鼻の塊からも感じられる。なんだか分からないけど…。理屈がなくてもいい、この鼻の家族が「好き」だと言いたいのだから。ストレートに伝わってくる純粋さがうれしい。

 仲間の絵も同様に、いつも身近にいる好きな人たちと暮らしている。だから「いいでしょ」と感じられる。こんな表現を生み出す暮らしがあるのだ。きっと大変さもあるけど、今日一日、元気に過ごすエネルギーをこんな仲間からもらっていると言いたいのだろう。職員がいて、お友達がいて、売り子になるパンがあって・・・。

  • 「わたし」を描く―ここに「わたし」の思いがある

 こんな雰囲気が好き、コトバで上手く表現できないけど、絵ならこんな感じを伝えられる。「こんな感じ」をもっと分かって欲しい、そんな思いが描かせる絵だ。この絵を通じてステキに映るもの、形として魅せられるもの、内面の思いを想像してほしい、一面的に見ないで、と訴えているのだろう。絵は思いだ、絵は見る人に託されているのだ、と感じた。

  • 1015日、青い鳥バザーにはさらにたくさんの作品が飾られる

 配色も、遠近感も、奥行きも、大小感も、理屈や見た目に囚われない、感覚的で奔放さが魅力だ。こんな自分らしさを出せるチャンネルが大人への歩みを応援してくれる。楽しみである。